転売屋が悪い理由は金儲けすることじゃない、人々の希望を奪うことだ
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ポケGO横須賀イベントの参加券が転売されている件について、語ります。
転売自体は悪くない
まず最初に筆者の考えを言っておきますと、転売自体は悪いことではないと思ってます。
ヤフオクや楽天などに出品しているショップにはアマゾンを仕入れ先にして、値段を上乗せして販売しているだけのネットショップがあります。
クラウドワークスで仕事を受けていた時に、「ネットショップ運営」という名目の転売サイト運営業務の説明をされたことがあるので、これは間違いありません。
少し前に流行ったブックオフせどりなんかもそうですね。
購入してから他者に販売しているので、購入元も利益が出ています。
本来より少し高い値段で購入した購入者が損をしている構図になっていますが…。
では、なぜ今回の横須賀イベントの参加券転売で荒れているか?
理由はわかりますか?
お金の話がタブーな日本
少し脱線しますが、日本人はお金の話をするのが嫌いです。
お金儲け=悪だと感じる人が多いですね。
不動産投資のセミナーに通ったことがあるのですが、日本人ってお金の話するのを嫌うんですよ。
年収はいくら?貯金はいくら?投資額は?投資先は?
不躾な質問になってしまうので、聞かない。
なぜ不躾だと感じるのか。
日本人の意識には
年収が高い=勝ち組
年収が低い=負け組
という意識が根深く張り付いています。
年収で勝ち負けが決まってしまうと感じているから、収入の話ができないのです。
価値観なんて人それぞれでいいのに、気にする人が多いのです。
そして見栄っ張りが多い。
人に負けたくない、人よりいいところに住みたい、人よりいい車に乗りたい…
その「人」って誰ですか?
周囲を気にしすぎですよ。
転売はお金儲けしているのがすぐわかる商売です。
無料で入手した参加券を10万で売ろうものなら10万の利益が出るのが見えているから叩きたくなるのです。
ラーメン屋で食べた料理の原価が250円で、1000円払っているとしてもそれを知る術がないから、おいしかったらまた食べるでしょう?
もし原価を知ってたとしても、あそこのラーメン屋750円も上乗せしてやがる!なんて言わないですよね。
ラーメン屋が儲かろうと、転売屋が儲かろうと、損をしようとどっちでもいいんですよ。
悪いのは人々の希望を奪うこと
転売屋が儲かろうが損しようがどっちでもいいです。
でもね、本来そのイベントを楽しみにしていたのに行けなかった人がいるのですよ。
家族旅行で横須賀に行きたかった家族が
他県の友人と横須賀で会う約束をした学生が
毎日一生懸命頑張って働いてる自分のご褒美にしたかったサラリーマンが
その人達の希望を奪ったことが悪なのです。
転売屋がはびこる土壌
ヤフオクやメルカリなどはソーシャルゲームの規約に則り、RMT(リアルマネートレード)を禁止しています。
でも出品できちゃうんですよね。不思議ですね〜。
不思議ですね〜。
フリマアプリ側も儲かるし、売るやつもいるし、買うやつもいるし、ぱっと見win-win-winになっているのが問題なのです。
転売目的の人がいなければ当たるはずだった数十や数百にも及ぶ人たちの悲しみはそこにはうつりません。
あれ、儲かるじゃん?って転売屋が思ったら終わりですよ。
ポケGOイベントは儲かるって思った転売屋が喜んで参入してきます。
売るやつも悪いですが、買うやつも悪いのです。
まとめ
- 転売屋が儲かろうが損しようがどっちでもいい
- 転売屋が券を入手したことで、悲しんでいる人がいる
- 売るやつも悪いが、買うやつも悪い
転売屋が儲かるから叩いている人とは話は合いませんが、当たるはずだった人たちの悲しみを考えて転売屋を叩いている人とは大変話が合いそうです。
どちらも結果は同じかもしれませんが、筆者は商魂たくましいことは悪いことではないと思います。
転売など誰かが不幸になる商売ではなく、関わった人全てが幸せになる商売を考えませんか?
と、転売屋に言いたいですね。