いじめっ子カクレクマノミを隔離しました
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いじめられているカクレクマノミのヒレが破けはじめたので、いじめているカクレクマノミを隔離しました。
カクレクマノミ同士のいじめで悩んでいる方は参考にしてみてください。
一方的にやられているのは喧嘩ではない
我が家の細かい水槽データはこちらを参照してください。
簡単に説明すると30センチキューブハイタイプの40ℓ水槽でカクレクマノミを2匹、デバスズメダイを1匹飼育している状況で喧嘩は始まりました。
正確には、先住のカクレクマノミ(ニモ)とデバスズメダイ(スズちゃん)の2匹は小競り合いすることもなく、混泳できていました。
3匹目の仲間であるカクレクマノミ(モニ)投入直後から雲行きが怪しくなったのです。
最初はやり返していた
ちょっと名前がややこしいですが、ニモ(いじめられっ子)、モニ(いじめっ子)です。
モニ投入直後からモニはニモにちょっかいを出し始めました。ゆっくり近づいて体当たりしたり近くをついて回ったり、遊んでいるようにも見えました。
体当たりにびっくりした時などはニモもやり返していたので、この時は「混泳がうまくいったらいいな。むしろペアにならないかな〜」などとのんきに考えていたのです。
喧嘩はいじめへと変化
2匹のカクレクマノミを飼育して2~3日経った頃からでしょうか、モニの体当たりがゆったりとしたものではなく、水槽のどこにいてもニモめがけてロケットのように飛んでくるような体当たりに変化しました。
その頃からニモはモニにやり返すことを諦め、体当たりされそうになると逃げたり、頭を下げて尻尾が上になって縦泳ぎにするようになりました。
後ずさりして水槽の奥に張り付くまでウリウリされてしまい、水槽の端まで追い込むとモニは満足して去って行きました。
この時モニとニモの混泳に失敗したことを理解しました。
対処方法
ライブロックのレイアウト変更を試してみましたが、効果はありませんでした。
2匹を隔離するしかないと判断しましたが、水槽やヒーターなどをもう1セット用意することは現実的ではありません。
水槽の上に乗せて使うジュンスレンダー水槽 や、サテライト などを利用することを考えました。
しかし、自作アクアキャノピーを作りフタを購入したばかりなので、外かけサテライトや上乗せ水槽は使いたくありません。
結果として水槽の内側に入れるタイプの容器で隔離することにしました。
フィッシュハウス は水槽の内側に入れて使うタイプなのでヒーターやエアポンプなどを別途用意する必要はありません。
捕まえるのに使用したのはこちらの水ごとネット です。
バケツで水合わせした後水槽に入れるのは今まで100均のおたまを使用していましたが、さすがに水槽の魚はおたまでは捕獲できません。今回の隔離作戦のために購入しました。
100均のネットでいいかなと思ったのですが、ネットをみると100均のネットは目が粗くて海水魚が傷つくとの意見がチラホラ。大した値段でもないので水ごとネットおすすめです。
隔離の目的
隔離の目的は傷ついたニモを救済し、将来的に仲良く混泳させることです。
そのためにニモには餌を多めに与え大きくなってもらい、モニは生体の維持を目的として管理します。
モニとニモは1センチほどモニの方が大きいのですが、大きさが逆転すれば混泳できる可能性があると考えています。
狭いのがデメリットのフィッシュハウスですが、大きさを管理(維持)するという意味ではちょうどいいのかなと思っています。
毎日様子を見ながらモニの体調が崩れるようなことがあれば、ジュンスレンダー水槽を購入する予定です。
まとめ
- お互いやり返しているような平等な争いは様子見でOK
- 一方的にいじめが始まったら、いじめている方を隔離
- 継続的に観察し、進展が見られないようなら別水槽を用意するのも検討
ニモとモニが近い将来仲良くなってくれると良いのですが…。